愛犬同乗の際の知識・注意点

大型犬の車の乗せ方|安全な固定と車酔い対策

大型犬の車の乗せ方|安全な固定と車酔い対策

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監修者細峰
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この記事はドッグトレーナーの細峰が監修しています。

こんにちは、高須商店の細峰です。

体の大きな愛犬を車に乗せるとき、後部座席とラゲッジのどちらがいいのか、クレートとハーネスはどちらが安全なのか、迷っていませんか。

助手席に乗せても大丈夫なのか、じつは道路交通法に触れてしまうのではないか、と気になっている方も多いと思います。

大型犬は力も体重もあるぶん、乗せ方をひとつ間違えると、愛犬にも同乗する人にも大きな危険が及びます。

さらに、車酔いで吐いてしまう、車に乗るのを極端に嫌がる、夏場の熱中症、乗り降りのときの関節への負担といった悩みもつきものです。

この記事では、安全な乗車位置や確実な固定方法から、車酔いの防ぎ方、スロープを使った乗り降りの工夫、車に慣れさせるトレーニング、そして大型犬におすすめの車の選び方などのポイントを順番にお伝えします。

ポイント

  • 大型犬に安全な乗車位置と確実な固定の方法
  • 膝の上や助手席が危険な理由と道路交通法との関係
  • クレート選びやスロープで関節を守るコツ
  • 車酔いの予防法と車に慣れさせる練習の進め方

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大型犬の車への乗せ方と守るべき安全ルール

まずは、安全に車へ乗せるための土台となる部分から見ていきましょう。

ここでは、やってしまいがちな危険な乗せ方、意外と知られていない法律との関係、そして大型犬に最適な乗車位置と固定方法を整理します。

「今までなんとなくで乗せていた」という方こそ、ぜひ一度立ち止まって確認してみてください。

膝の上や助手席が危険な理由

膝の上や助手席が危険な理由

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まず絶対に避けてほしいのが、愛犬を膝の上に乗せた状態での運転です。

大型犬ともなれば、少し寄りかかられただけでもハンドル操作に影響が出ますし、前方やサイドミラーの視界も遮られてしまいます。

これはドライバーの安全運転義務に関わる、とても危険な行為。

「膝に乗せているから目が届いて安心」と考える方もいますが、犬が乗っているだけで自由に動ける状態に変わりはありません。

次に注意したいのが、助手席への乗車です。

法律上、助手席に犬を乗せること自体が禁止されているわけではありません。

ただ、私が強くおすすめできない理由がエアバッグにあります。

助手席のエアバッグは、シートベルトを正しく着けた大人の体格を想定して設計されています。

万が一の衝突時には、時速100キロメートルから300キロメートルという猛烈な速度で展開します。

その衝撃を犬がまともに受けると、強い圧迫による窒息や頸椎の骨折、内臓の損傷など、命に関わる大けがにつながりかねません。

どうしても助手席を使わざるを得ないときは、助手席側のエアバッグ機能をオフに設定したうえで、犬用のシートベルトや車載ハーネスでしっかり固定することが最低条件になります。

ここに注意

「短い距離だから」「うちの子はおとなしいから」という油断が、いちばん危険です。

穏やかな子でも、外の犬や大きな音に驚けば一瞬でパニックになります。

助手席に乗せる場合は、必ずエアバッグをオフにし、確実に固定してあげてください。

車内での放し飼いが招くリスク

愛犬を固定せず、車内で自由にさせておく「放し飼い」の状態も、できる限り避けたいところです。

大型犬が車内を動き回ると、まず運転そのものが危険になります。

運転席側へ身を乗り出してくれば、ハンドルやペダルの操作を妨げてしまいますよね。

また、パニックを起こした犬がパワーウィンドウのスイッチを踏んでしまい、開いた窓から転落するという事故も現実に起こっています。

走行中の急ブレーキや衝突では、固定されていない体が車内で投げ出され、大けがや車外への放出につながります。

飛び出した先で後続車に轢かれるといった二次的な事故を招くこともあり、放し飼いのリスクは決して小さくありません。

さらに気をつけたいのが、車内への置き去りです。

炎天下の車内は、わずか数分で命に関わる温度まで上がります。

大型犬は体が大きいぶん体内に熱がこもりやすく、熱中症のリスクは小型犬以上と考えてください。

短時間であっても、エアコンの効かない車内に愛犬だけを残すのは絶対にやめましょう。

こうした置き去りは、状況によっては動物愛護管理法上の問題として扱われる可能性もあります。

熱中症に要注意

車内の温度は、外気温がそれほど高くない日でも、直射日光であっという間に上昇します。

「窓を少し開けているから」という程度では、熱中症を防ぐことはできません。

愛犬を車内に残す必要があるときは、必ずエアコンを効かせ、こまめに様子を確認してあげてください。

犬の同乗と道路交通法の関係

犬の同乗と道路交通法の関係

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ここで、法律との関係も整理しておきましょう。

結論から言うと、犬を車に乗せる行為そのものは、違反にはあたりません。

問題になるのは、その「乗せ方」です。

道路交通法第70条は、ドライバーに対して安全運転の義務を定めています。

膝の上に犬を乗せてハンドルやペダルの操作が妨げられる状態は、この安全運転義務に反すると解釈されます。

また、道路交通法第55条第2項は、運転者の視野やハンドル操作を妨げ、後写鏡の役割を失わせるような乗車や積載を禁じています。

犬が窓から大きく身を乗り出したり、車内を動き回ってサイドミラーの確認を妨げたりする行為は、これに触れる可能性があります。

法律の考え方のうえでは、ペットは「積載物」として扱われるため、きちんと固定しないこと自体が問題になり得ます。

具体的な違反の種類と点数、反則金の目安を、下の表にまとめました。

違反の種類 主な行為 違反点数 反則金(普通車/中大型車)
安全運転義務違反(第70条) 犬を膝の上に乗せて運転する、ペダル操作を妨げる 2点 9,000円/12,000円
乗車積載方法違反(第55条第2項) 犬が窓から身を乗り出す、サイドミラーの視界を遮る 1点 6,000円/7,000円

点数や反則金は改正されることもありますので、あくまで一般的な目安としてとらえてください。

正確な情報は公式サイトをご確認ください。

大型犬に最適な乗車位置はどこか

では、大型犬はどこに乗せるのがいちばん安全なのでしょうか。

私がおすすめするのは、後部座席、もしくはSUVやステーションワゴンのラゲッジスペースです。

この2か所は、助手席と違ってエアバッグの展開エリアから離れています。

さらに、運転席へ不意に入り込まれる心配も少なく、人と犬の双方にとって安全を確保しやすい場所。

後部座席にクレートを置く場合は、置き方にもコツがあります。

クレートは進行方向と平行に置き、背面を後席の背もたれにしっかり密着させると、急ブレーキでも倒れにくくなります。

床には滑り止めマットを敷いて、走行中にクレートがずれないようにしておくと安心です。

ラゲッジスペースを使うときは、エアコンの風が届きにくく熱がこもりやすい点に注意してください。

夏場は換気や温度管理を意識し、こまめに愛犬の様子を確認することが大切です。

また、荷室のハッチを開けた瞬間に飛び出してしまわないよう、日頃から「待て」を教えておくと、乗り降りがぐっと安全になります。

乗車位置のポイント

安全性の高い順に並べると、後部座席やラゲッジに固定したクレート、次に後部座席でのハーネス固定、という形になります。

クレートは後席の背もたれに背面を当て、床に滑り止めを敷くと安定します。

大きすぎるクレートは後方の視界を妨げるので、サイズ選びも意識してみてください。

クレートやハーネスで固定する方法

クレートやハーネスで固定する方法

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安全な乗車位置が分かったところで、次は具体的な固定の方法を見ていきましょう。

私が最もおすすめするのは、車体に固定したハードクレートに入れる方法です。

硬いプラスチックや金属でできたハードクレートには、大きく3つの利点があります。

ハードクレートが優れている理由

1つ目は、衝突や急ブレーキのときに体を守る防護壁になること。

事故の衝撃から愛犬を守り、車外へ投げ出されるのを防いでくれます。

2つ目は、体が壁に適度に支えられることで姿勢が安定し、カーブや加減速による揺れが減ること。

この揺れの少なさは、あとで触れる車酔いの予防にも直結します。

3つ目は、四方を囲まれた空間が犬にとっての巣穴のような安心できる場所になること。

外の刺激が減るぶん、精神的にも落ち着きやすくなります。

クレートが置けないときの選択肢

大型犬用のクレートは大きく、車内に収まらないこともありますよね。

そんなときは、犬用の車載シートベルトハーネスが代わりの手段になります。

胸から胴をしっかり包むハーネスに専用のアタッチメントを付け、車のシートベルトのバックルに固定する方法です。

衝突時の力が胴全体に分散されるため、首だけに衝撃が集中するのを避けられます。

ここで注意してほしいのが、普段の散歩用の首輪やリードを、車内のアシストグリップに長く結びつけるだけの固定はやってはいけないということ。

急停止したときに宙づりになるなど、かえって危険な状態を招いてしまいます。

代表的な固定システムの特徴を、下の表で比較してみましょう。

固定システム メリット 注意点
ハードクレート 衝突時の保護力が最も高い。姿勢が安定し車酔いも防ぎやすい 専有スペースが大きく、大型犬用は積載スペースをかなり圧迫する
ソフトクレート 軽量で折りたためる。通気性がよく毛の飛散も防ぎやすい 衝撃吸収力や強度はハードタイプに劣る
車載用ハーネス シートベルト座席に直接固定でき、場所を取らない 体が動くぶん、パニック時にベルトが絡む可能性がある
ドライブボックス 居場所を限定でき、抜け毛防止にも役立つ 大型犬向けの頑丈な製品が少なく、飛び出しを完全には防ぎにくい

大型犬の車への乗せ方で快適な移動を実現

ここからは、安全性を確保したうえで、愛犬がより快適に過ごせるための工夫を紹介します。

クレートのサイズ選び、乗り降りをラクにするスロープ、大型犬に向いた車の選び方、そして車酔いや車嫌いへの対処まで、順番に見ていきましょう。

どれも、長い車移動を愛犬にとって負担の少ないものにするための大切なポイントです。

大型犬に合うクレートのサイズ選び

大型犬に合うクレートのサイズ選び

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クレートは、ただ大きければいいというものではありません。

適切なサイズとは、犬が中で「伏せ」「お座り」ができ、無理なく方向転換できる最小限の広さのことです。

大きすぎると、カーブのたびに体が壁にぶつかり、打撲や車酔いの原因になってしまいます。

採寸の目安を整理しておきましょう。

奥行きは、伏せた状態での前足の先から尻尾の付け根までを測り、そこにプラス3センチから5センチほど余裕を持たせます。

高さは、自然に立ったときの床から頭のてっぺんまでを測り、プラス5センチから10センチほどが目安。

幅は、中で体をかがめずに180度向きを変えられる広さがあれば十分です。

使う目的によっても最適なサイズは変わります。

室内の寝床として常に使うなら、毛布を敷く余裕を見て一回り大きめでもかまいません。

一方、車での移動用に使うなら、揺れを抑えるためにタイトなサイズ感のほうが向いています。

ぴったりのサイズがなく大きめを選ぶ場合は、すき間をタオルやクッションで埋めて、走行中の横揺れを防ぐと安心です。

参考までに、大型犬向けの代表的なクレートの寸法を挙げておきます。

製品(例) 内寸の目安(幅×奥行×高さ) 体重の目安
アイリスオーヤマ エアトラベルキャリー L 約49×75.5×63.5cm 35kg以下
オーエフティー ペットケンネル・ファーストクラス L100 約60×92×71cm 35kg以下
ファープラスト アトラス 50 約49×75×54cm 30kg以下

これらの数値はあくまで一般的な目安ですので、購入前には必ず自分の車のラゲッジや後部座席の寸法、ドアの開口幅と照らし合わせてください。

豆知識

クレートを選ぶときは、IATA(国際航空運送協会)の安全基準をクリアした製品かどうかも一つの目安になります。

航空輸送の基準を満たすものは作りが頑丈で、車での移動でも安心して使いやすいですよ。

スロープやステップで関節を守る

大型犬は体重があるぶん、高い場所への飛び乗りや飛び降りが、肩や股関節に大きな衝撃を与えます。

とくにゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどは、遺伝的に股関節形成不全を起こしやすい傾向があります。

加齢とともに変形性関節症のリスクも高まるので、若いうちから関節への負担を減らしておくことが、将来の介護予防につながります。

そこで役立つのが、乗り降りを助けるスロープやステップです。

スロープとステップ、どちらを選ぶ?

スロープは、段差のないなだらかな傾斜を歩いて昇り降りするタイプ。

犬の体は垂直に足を持ち上げる動作が苦手なので、基本的には関節への負担が少ないスロープをおすすめします。

視力が落ちてきたシニア犬や、胴が長い犬種、すでに足腰に不安のある子には、とくにスロープが向いています。

ステップは階段状で、設置に必要な奥行きがスロープより少なくて済むのが利点。

筋力があって元気に足を上げられる成犬なら、ステップでも問題なく使えます。

選ぶときにチェックしたい点

大型犬用を選ぶときの絶対条件は、耐荷重と滑り止めです。

体重30キログラムを超える子が歩いてもたわまないよう、耐荷重に余裕のある頑丈な製品を選びましょう。

ドイツの厳しい安全規格であるTUV認証を取得したものなら、強度の面でより安心です。

歩く面は、ザラザラした加工や人工芝、カーペット素材など、爪がしっかり掛かるものを選ぶと滑りにくくなります。

足腰にすでに不安がある子の場合は、日常の姿勢管理も回復や進行予防を左右します。

背中や腰にトラブルを抱える犬のケアについては、犬のヘルニアの寝かせ方と姿勢管理を解説した記事もあわせて参考にしてみてください。

スロープ選びのポイント

耐荷重は、愛犬の体重に十分な余裕を持たせて選ぶこと。

表面の滑りにくさと、折りたたんだときの収納性もチェックすると失敗しにくいです。

健康なうちから使う習慣をつけておくと、関節への負担を長く減らせます。

大型犬に向いている車の選び方

大型犬に向いている車の選び方

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愛犬とよく出かけるなら、車そのものの選び方も快適さを大きく左右します。

チェックしたいのは、室内の広さ、地面からフロアまでの高さ、ドアの開口幅、そしてシートアレンジの自由度。

意外かもしれませんが、近ごろは軽自動車のスーパーハイトワゴンが大型犬の飼い主さんから人気を集めています。

ホンダのN-BOXやダイハツのタント、スズキのスペーシアといった車種は、フロアがとても低く作られています。

床の高さはおよそ34センチから37センチほどで、大型犬やシニア犬でもスロープなしで乗り降りしやすい高さです。

スライドドアで開口部が広いので、大きなクレートの積み下ろしもしやすいのが魅力。

とくにタントのミラクルオープンドアは、前後のドアを同時に開けると広々とした開口部が現れ、大きな荷物の出し入れに重宝します。

多頭飼いや車中泊を考えるなら、コンパクトカーやミニバン、SUVも候補になります。

ミニバンは室内が広く、後席用の独立したエアコンがある車種だと熱中症対策の面でも心強いですね。

SUVは荷室がフラットになる車種が多く、走行中の揺れが少ないのも利点です。

後席を倒してフルフラットにできる車なら、車中泊を伴う旅行にも対応しやすくなります。

代表的なセグメントごとの特徴を、下の表にまとめました。

セグメント 代表的な車種(例) 大型犬への向き・特徴
軽自動車 N-BOX/タント/スペーシア 低床設計で乗降の負担が小さい。スライドドアで開口部が広い
コンパクトカー ルーミー/フィット スライドドアや低床で、荷室が使いやすい車種が多い
ミニバン ヴォクシー/ステップワゴン 室内が広く、後席用エアコンがあると温度管理がしやすい
SUV ヴェゼル/RAV4/XC60 荷室がフラットになりやすく、走行中の揺れが少ない

装備やサイズは年式やグレードで変わりますので、購入を検討する際は最新の情報を必ず公式サイトでご確認ください。

大型犬の車酔いを防ぐ対策

車酔いに悩む大型犬も少なくありません。

車酔いは、車の揺れや不規則な加減速で内耳の前庭器官が刺激され、その情報が脳の嘔吐中枢に伝わることで起こります。

窓の外を流れる景色と、体が感じる平衡感覚とのズレも、脳を混乱させる大きな要因です。

よだれが増える、あくびを繰り返す、体を震わせる、浅く速い呼吸をする、落ち着きがなくなる、といったサインは車酔いの前兆。

放っておくと嘔吐につながるので、早めに気づいてあげたいですね。

環境を整えて予防する

まず、食事は乗車の2時間から3時間前までに済ませておきます。

満腹でも空腹すぎても吐きやすくなるので、少量に調整するのがコツ。

ハードクレートで姿勢を安定させ、クレートに布をかけたりサンシェードを使ったりして外の景色を見せないようにすると、視覚のズレによる混乱を防げます。

車内の温度は、人が少し肌寒く感じる23度から25度くらいに保ち、こまめに換気しましょう。

犬は嗅覚が鋭いので、芳香剤やタバコのにおいは車酔いを悪化させます。

車内はできるだけ無香の状態を保つのがおすすめ。

長距離のときは、1時間から2時間ごとに休憩を取り、外の空気を吸わせて軽く歩かせると、体調が整いやすくなります。

薬に頼る方法もある

環境を整えても改善しないときは、動物病院で酔い止めを処方してもらう方法があります。

犬の乗り物酔い予防薬として知られているのが、マロピタントを有効成分とするセレニアです。

これは嘔吐のシグナルに関わる受容体の働きをブロックして、吐き気を抑えるお薬。

人用の酔い止めのような強い眠気が出にくいため、目的地に着いてからも愛犬が元気に過ごしやすいのが利点です。

乗り物酔いの予防に使う場合は、乗車の少なくとも1時間前までに投与するのが一般的とされています。

ただし、16週齢未満の子犬や体重の目安を下回る小さな犬には使えないなど、投与には条件があります。

セレニアは吐き気を抑える薬であって、車への不安や恐怖そのものを取り除く薬ではありません。

よだれやパンティングといった不安のサインが残る場合は、次に紹介するトレーニングを並行して行うことが大切です。

お薬について

セレニアをはじめとする酔い止めや消化器の薬は、獣医師の診察と処方が必要な要指示医薬品です。

用量や使える条件は、目的や体調によって細かく異なります。

自己判断で市販薬や人用の薬を与えず、最終的な判断は専門家である獣医師にご相談ください。

車に慣れさせるトレーニング方法

車に慣れさせるトレーニング方法

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車を極端に嫌がる子には、無理やり乗せるのは逆効果です。

大切なのは、小さなステップを踏みながら「車=楽しい」と少しずつ書き換えていくこと。

これは脱感作や拮抗条件付けと呼ばれる、行動学にもとづいたアプローチです。

まずはクレートを好きになってもらう

すべての基本は、クレートを安心できる場所だと教えることから。

まずは室内にクレートを常設し、中に毛布やお気に入りのおもちゃを入れておきます。

近くやクレートの中におやつを置き、自分から入ったら大げさに褒めてあげましょう。

入り口で固まってしまっても、決して押し込まないこと。

中で落ち着けるようになったら、食事中にそっと扉を閉め、閉めている時間を少しずつ延ばしていきます。

このとき鳴いても、声をかけたりすぐ出したりしないのがポイント。

「騒げば出してもらえる」と覚えさせないよう、静かになった一瞬をねらって褒め、扉を開ける、という流れを繰り返します。

要求吠えへの向き合い方や落ち着ける環境づくりについては、ゴールデンレトリバーが吠える理由と脱感作のしつけ方も参考になります。

車そのものに少しずつ慣らす

クレートに慣れたら、いよいよ車への馴化です。

車のキーを持つだけで興奮する子には、キーを持っても出かけずにくつろぐなど、準備と外出を切り離す練習をします。

次に、エンジンをかけていない車に一緒に乗り、数分だけ車内で過ごしてみましょう。

落ち着いていられたら褒め、慣れてきたらエンジンを始動します。

音や振動にパニックを起こさなければ、また褒めてあげてください。

そこまでできたら、近所を5分ほど走る短いドライブから始めます。

行き先を公園やドッグランなど楽しい場所にすると、「車に乗るといいことがある」という前向きな気持ちが育ちます。

ためらいやストレスのサインが出たら、ひとつ前の段階に戻る。

この根気強さが、長い目で見た成功の鍵になります。

トレーニングのコツ

すべてのステップに共通するのは、うまくできた瞬間をすかさず褒めること。

愛犬が嫌がったら一段階前に戻り、決して先を急がないことが大切です。

短い時間でも毎日コツコツ続けるほうが、長時間まとめて行うより効果的ですよ。

大型犬の車への乗せ方の総まとめ

ここまで、大型犬の車への乗せ方について、安全面から快適面まで幅広くお伝えしてきました。

最後に、大切なポイントを振り返っておきましょう。

まず、膝の上や助手席への乗車、車内での放し飼いは、法律の面でも安全の面でも避けること。

安全に乗せる基本は、後部座席やラゲッジで、体格に合ったハードクレートに入れて確実に固定することです。

乗り降りには耐荷重に余裕のあるスロープを使い、若いうちから関節への負担を減らしてあげましょう。

車酔いや車嫌いには、環境の工夫と、必要に応じた獣医師によるお薬、そして焦らないトレーニングを組み合わせるのが効果的です。

大型犬との車移動は、少しの準備と工夫で、驚くほど快適で安全なものになります。

愛犬のサイズや性格に合った環境をととのえて、一緒におでかけできる場所をどんどん広げていってくださいね。

あおり運転や迷惑運転の被害から身を守るためのお守り

最後に、私たち高須商店からひとつ提案をさせてください。

私たち高須商店は、交通事故による事故被害をなくしたい思いから始まりました。

大切な人が迷惑運転の被害者になってしまったのがきっかけです。

私たちが暮らす地域は田舎なので車が無いと何かと不便になる場所で、車に乗っていると色々なことが起こります。

これは今に始まったことではありませんが、こちらをあおるように走る後続車に遭遇してしまうこともあります。

そんなことを起こさせないための対策の一つとしてこのマグネットステッカーを紹介させてください。

後続車へ『ドライブレコーダーを搭載しています』というメッセージを伝えることで、あおり運転や迷惑運転の被害を未然に防ぐことが狙いです。

実際にドライブレコーダーが付いていなくても、このマグネットステッカーを貼っておくことで、被害を防ぐ効果は十分期待できます。

また、クリップ付きの吸盤が付属しているので、車内後方の内窓にも設置できます。イタズラや盗難防止にもなるのでオススメです。

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マグネットタイプの他に、ステッカータイプもあります。

ステッカータイプは窓に貼ることを想定して製作したので、メッセージボードがグレーになっています。

ステッカータイプも耐水耐候のアウトドア対応で、屋外でも使用可能です。

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■  高須商店メルカリストア

上記のウェブストアにてご購入いただけます。

興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

監修者細峰
監修者細峰
最後までお読みいただきありがとうございました。

このサイトの監修者について

健康や安全に関わる判断で迷ったときは、最終的な判断は専門家である獣医師にご相談ください。

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