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こんにちは。高須商店の細峰です。
ワンちゃんと暮らしていると、夜に愛犬が寝る時の電気をどうした方がいいのか、ふと疑問に思うことがありますよね。
夜通し電気をつけっぱなしにする方が犬としては安心なのか、それとも真っ暗にするが正解なのか。
人間にとっての暗闇は不安を感じるものですが、ワンちゃんにとっては少し事情が違うのかもしれません。
実は、お部屋の明るさが睡眠の質や健康に意外な影響を与えていることもあるのです。
この記事では、愛犬がぐっすり眠るための照明の管理方法を解説します。
ポイント
- 愛犬の睡眠リズムと照明が与える生理学的な影響
- 暗闇でもしっかり見える犬の視覚能力の不思議
- 年齢やライフステージに合わせた最適な明るさ
- 安全な睡眠環境を整えるための照明機器のポイント
犬が寝る時の電気はどうすべき?理想の環境作り
結論から言うと、寝る時は明かりを消して暗くすることが理想です。
まずは、ワンちゃんの体の仕組みと合わせて見ていきましょう。
人と同じように、犬にとっても光は眠りのスイッチを左右する重要な要素です。
犬が寝る時に電気を消すメリットとホルモンの関係

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犬の体の中でも、暗くなることで「メラトニン」という睡眠ホルモンが分泌されます。
このホルモンは体をリラックスさせて深い眠りへと誘う役割があるのですが、夜に強い光を浴び続けると分泌が抑えられてしまうのです。
メラトニン分泌と体内時計の仕組み
犬の体内時計は、脳の視交叉上核という場所で制御されていて、光の刺激によって調整されています。
睡眠の質を最優先に考えるのであれば、電気を消して真っ暗にするのが基本となります。
夜間に強い光を浴び続けると、脳が「まだ昼間だ」と誤解してしまい、休息モードへの切り替えがうまくいかなくなってしまうのです。
その結果、入眠が遅れたり、眠りが浅くなったりすることがあります。
ワンちゃんが夜中に何度も起きてしまう場合、もしかしたら室内灯の明るさが原因かもしれません。
光の性質と睡眠への影響
特に、LED照明やパソコンのディスプレイや携帯電話に含まれるブルーライトは、メラトニンの分泌を強力に抑制してしまいます。
一緒に寝る場合、愛犬の隣でスマホを長時間眺めるような行為は極力控えたいですね。
正確なホルモンバランスの影響については、かかりつけの獣医師さんなど専門家にご相談ください。
(出典:環境省「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」)
※動物の健康を維持するためには、その種類や習性に応じた適切な飼養環境を整えることが推奨されています。
暗闇を怖がる?犬の優れた視力とタペタム層の仕組み
「真っ暗だと愛犬が不安で怖がるのではないか」と心配になる方もいるかもしれません。
ただ、犬の目には「タペタム(輝板)」という、わずかな光を反射させて視界を明るくする特殊な層があります。
人間を遥かに凌駕する暗所適応能力
このタペタム層のおかげで、犬は人間の約5倍もの感度で暗闇の中を見通すことができるといわれています。
網膜を通り抜けた光を反射させて、もう一度視細胞に送り込むという、いわば天然の暗視ゴーグルのような仕組みを持っているんですね。
私たちが「何も見えない」と感じる暗さでも、ワンちゃんにとってはトイレや水飲み場の場所を把握するのに十分な明るさであることがほとんどなのです。
暗闇で目が光る理由
以前、夜中に愛犬の目がキラリと緑や赤に光るのを見たことがあるかもしれませんが、それこそがタペタム層が光を反射している証拠です。
彼らは夜行性の祖先から受け継いだ高度な能力を持っているので、通常の家庭環境で「暗すぎて何も見えない」という事態はほぼ起こり得ません。
なので、真っ暗にしてもワンちゃんが不自由を感じることはおそらくないはずですよ。
つけっぱなしはNG?睡眠の質を下げる光の正体

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愛犬が眠る部屋の電気をつけっぱなしにしていると、犬の脳は休息の時間であることを正しく認識できません。
特に多相性睡眠という、短い睡眠と覚醒を繰り返す犬にとって、光の刺激は想像以上に負担になることがあります。
レム睡眠の多さと外部刺激への感受性
犬の睡眠時間の約80%はレム睡眠(浅い眠り)だといわれています。
これは人間の約20%という数字と比べても非常に多いことが分かります。
眠りが浅い分、テレビの液晶の点滅や、ドアから漏れる光などの変化にとても敏感です。
睡眠が十分に取れないと、免疫力が低下したり、精神的に不安定になって問題行動が増えたりする可能性も考えられます。
愛犬の健康を維持するためには、夜はしっかり「休息できる時間」を作ってあげることが大切ですね。
ケージのカバーで光を遮り安心できる場所を作る方法
ワンちゃんの祖先は、狭くて薄暗い「巣穴」で寝ていた習性があります。
そのため、周囲が壁や布で囲まれている場所は、外敵から身を守れる安全な聖域として、心理的にとても落ち着く空間になるのです。
遮光と安心感を両立させる工夫
ケージやクレートの上に毛布や専用のカバーをかけてあげるだけで、室内の電気の光を遮断し、理想的な暗さを作り出すことができます。
リビングの一部が明るい状態でも、ケージの中だけを暗く保てるので、生活リズムが違う家族がいる場合にもおすすめの方法です。
また、カバーをかけることで視覚的な刺激を遮断し、より深いリラックス状態へと導くことができます。
カバーでケージを完全に覆ってしまうと、中の空気がこもって熱中症のリスクが高まることがあります。
特に夏場や、気密性の高い部屋では注意が必要です。
通気性を確保するために、背面の一部を開けておく、あるいはメッシュ素材のカバーを活用するなど配慮しましょう。
留守番中に電気を点けるか迷った時の正しい判断基準

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外出して帰りが遅くなってしまう時、家の照明ってどうしたらいいのでしょうか?
環境の急変を防ぐことが重要
大切なのは「環境を急に変えないこと」です。
ワンちゃんが最も不安を感じるのは、いつものルーティンが崩れることです。
普段からお留守番中にテレビを流していたり、明かりを点けていたりするなら、その状態を維持してあげましょう。
逆に、いつも消しているのに急に点けるのも、ワンちゃんを警戒させてしまうかもしれません。
スマート照明やタイマーの活用
夕方から夜にかけて暗くなるタイミングで、タイマー機能付きの照明を活用して、自動で常夜灯の明るさに切り替わるよう設定しておくのもオススメです。
機械が苦手でなければぜひ色々と試してみてください。
ガジェット系はうまく使いこなせると暮らしがより快適になります。
愛犬の状況に合わせた寝る時の電気の調整術

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ワンちゃんの年齢や健康状態によっても、心地よいと感じる明るさは変わってきます。
ここからは、成長段階やライフステージに合わせた具体的な配慮について考えてみました。
ライフステージに合わせた照明管理の目安を下の表にまとめてみました。
あくまで一般的な数値ですので、目安として参考にしてくださいね。
| ライフステージ | 推奨される照度(明るさ) | 光の性質・役割 |
|---|---|---|
| 子犬期 | 1〜5ルクス(常夜灯) | 暗闇への不安を緩和し安心感を与える |
| 成犬期 | 0〜5ルクス(ほぼ消灯) | 深い睡眠とメラトニン分泌を最大化する |
| 老犬期 | 5〜15ルクス(足元灯) | 視力低下を補い、衝突や転倒を防止する |
子犬が寝る時に電気を少し点けて不安を解消するコツ
生後数カ月の、家に迎えたばかりの子犬にとって、夜の静寂と暗闇は孤独感や分離不安を強める要因になってしまうことがあります。
母犬や兄弟と離れたばかりの時期は、視覚的に周囲が見えないことが大きな恐怖になることもあるのです。
安心感を与える微光の活用
そんな時は、オレンジ色の電球色のような、ぼんやりとした常夜灯(豆電球)を点けてあげるのがおすすめです。
少しだけ周囲が見えることで、夜中に目が覚めた時でも「ここは安全な場所だ」と認識しやすくなり、夜泣きの防止にもつながります。
新しい環境に完全に慣れてきたら、数日かけて徐々に暗くしていき、最終的に消灯して眠れるように導いてあげるとスムーズです。
老犬の安全を守る足元灯の明るさと設置のポイント
高齢になってくると、白内障などの影響で視力が衰えたり、認知機能の低下により夜間に方向感覚を失ったりすることがあります。
いわゆる「夜間徘徊」のような行動が見られる場合、真っ暗な部屋はワンちゃんにとって非常に危険な場所になりかねません。
バリアフリーな照明設計
老犬の場合は、夜中に水を飲みに行こうとして家具にぶつかったり、段差を踏み外したりするのを防ぐため、動線に沿って5〜15ルクス程度の足元灯を設置してあげると安心です。
直接光源が目に入ると眩しすぎて刺激になってしまうので、床に近い位置で壁を照らす間接照明タイプのものを選ぶと、睡眠を妨げずに安全な移動をサポートできます。
冬の夜に注意したい暖房器具による低温火傷の防ぎ方
寝る時の環境づくりで、照明の灯りと同じくらい気をつけたいのが暖房器具の取り扱いです。
特に冬場に重宝する電気毛布やペット用ヒーターは、正しく使わないと健康に深刻なダメージを与える恐れがあります。
自覚症状のない「低温火傷」の怖さ
設定温度が低くても、長時間同じ部位が接触し続けることで「低温火傷」を引き起こしてしまうことがあります。
ワンちゃんは皮膚が薄く、被毛に覆われているため、人間以上に熱がこもりやすいという特性を持っています。
特に深く眠っている時や、体が不自由な老犬は、熱さを感じても体勢を変えるのが遅れてしまうことがあるのです。
暖房器具を使用する際は、必ず厚手の毛布を1〜2枚挟むようにし、自由に暖かい場所から離れて涼めるスペースをケージ内に確保しておきましょう。
また、乾燥による脱水も起きやすいので、新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくことも大切です。
感電事故を防ぐコードの保護と安全な配置の重要性

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睡眠環境をより良くするために導入した照明やヒーターですが、電源コードの管理には細心の注意が必要です。
特に、好奇心旺盛な子犬やストレスを抱えやすいワンちゃんがコードを噛んでしまうと、重大な事故につながります。
徹底した物理的ガード
コードを噛むことで起こる感電は、口の中の重度な火傷だけでなく、肺水腫や火災を引き起こす原因にもなります。
コードカバーを装着したり、ケーブルボックスを利用して目線から隠したり、家具の裏側に配線を通したりして、ワンちゃんの口が届かない工夫を徹底しましょう。
物理的にガードするのが一番確実で安心な方法です。
リラックスを促す暖色系の間接照明を取り入れる工夫

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良質な睡眠は、照明をパッと消すその瞬間に始まるのではありません。
寝る前の1時間くらいから、お部屋の照明を段階的に落としていく「入眠儀式」を始めるのが、生物学的にも非常に効果的です。
暖色系の光がもたらす安心感
強い白い光(昼白色など)から、キャンドルのような温かみのあるオレンジ色の照明(電球色:2200K〜2700K程度)に切り替えることで、ワンちゃんも「もうすぐ寝る時間なんだな」と本能的に理解できるようになっていきます。
眩しさを抑えたアッパーライトなどを活用し、お部屋全体をふんわりと包み込むような配光にすると、副交感神経が優位になりやすくなります
理想的な就寝ルーティンの例
- 就寝60分前:メインの照明を消し、間接照明に切り替える
- 就寝30分前:激しい運動や遊びを終え、穏やかに撫でるなどのケアをする
- 直前:最後のトイレを済ませ、新鮮な水を用意する
- 入眠:ケージへ誘導し、遮光カバーをかけて消灯する
まとめ!愛犬が寝る時の電気環境を整えて健康を守ろう
いかがでしたでしょうか。愛犬が寝る時の部屋の照明をどうするかという悩みの答えは出ましたか?
基本的には、「健康な成犬であれば、夜はしっかり暗くしてあげる」のが安眠への近道です。
ただ、その時々の状況に合わせた柔軟な管理も欠かせません。
今回の記事が、貴方と愛犬との幸せなおやすみタイムをより快適にするヒントになればとても嬉しいです。
もし気になることがあれば、自分だけで解決しようとせず、早めに獣医さんなどの専門家にご相談くださいね。
あおり運転や迷惑運転の被害から身を守るためのお守り
最後に、私たち高須商店から貴方にひとつ提案をさせてください。
私たち高須商店は、交通事故による動物の事故被害をなくしたい思いから始まりました。
私たちが暮らす地域は田舎なので車が無いと何かと不便になる場所で、車に乗っていると色々なことが起こります。
これは今に始まったことではありませんが、こちらをあおるように走る後続車に遭遇してしまうこともあります。
そんなことを起こさせないための対策の一つとしてこのマグネットステッカーを紹介させてください。

後続車へ『ドライブレコーダーを搭載しています』というメッセージを伝えることで、あおり運転や迷惑運転の被害を未然に防ぐことが狙いです。
実際にドライブレコーダーが付いていなくても、このマグネットステッカーを貼っておくことで、被害を防ぐ効果は十分期待できます。
また、クリップ付きの吸盤が付属しているので、車内後方の内窓にも設置できます。
マグネットタイプの他に、ステッカータイプもあります。

画像はバーニーズマウンテンドッグですが、他にも色々な犬種のご用意があります。
動物を飼っている方へのギフトとしてもおすすめです。
興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。