ポメラニアン

ポメラニアンが回る理由は?喜びから病気のサインまで徹底解説

ポメラニアンが回る理由は?喜びから病気のサインまで徹底解説

高須商店・イメージ

監修者細峰
監修者細峰
この記事はドッグトレーナーの細峰が監修しています。

こんにちは。高須商店の細峰です。

愛くるしいポメラニアンが、その場でくるくると高速回転する姿を目にしたことはありませんか。

愛好家の間ではポメドリルや喜びの舞とも呼ばれるこの愛らしい仕草ですが、実はポメラニアンが回る理由には様々な背景が隠されています。

単なる興奮だけではなく、本能的な習性や、時には心の葛藤、さらには健康上のサインであることもあるので注意が必要です。

くるくる回る姿や、自分の尻尾を追いかける尻尾追いの行動、あるいは老犬になってからの変化など、飼い主さんが気になるポイントは多いはず。

この記事では、ポメラニアンがなぜ回るのか、その心理や疾患学的な観点も含めて詳しく探っていきます。

愛犬の行動の意図を正しく理解して、より深い絆を築くためのヒントにしていただければと思います。

ポイント

  • 喜びや期待によって起こる興奮由来の旋回メカニズム
  • 寝床作りや排泄前などの本能に根ざした行動の意味
  • ストレスや病気が原因で起こる旋回運動の見極めポイント
  • 愛犬の足腰を守るための環境整備としつけのコツ

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ポメラニアンが回る理由とは?喜びや本能を詳しく解説

ポメラニアンが日常の中で見せる回転行動の多くは、彼らの豊かな感情表現や、犬としての本能からくるものです。

なぜこれほどまでに回るのか、そのポジティブな背景について深掘りしてみましょう。

嬉しい時やご飯前にポメドリルを披露する心理

嬉しい時やご飯前にポメドリルを披露する心理

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ご飯の準備を始めた時や、外出先から戻った飼い主さんと再会した時、ポメラニアンが猛烈な勢いで回転する姿はまさに「喜びの爆発」と言えますね。

これは脳内の報酬系が活性化し、溢れ出るエネルギーを身体運動として放出している状態です。

ポメラニアンはもともと大型のスピッツ系作業犬を祖先に持つため、小さな体に似合わず非常に高いエネルギーレベルを持っています。

そのため、感情が高ぶると直線的な動きだけでは発散しきれず、その場で円を描くように動いてしまうのではないかなと思います。

期待感による興奮のサイン

  • 尻尾を高い位置で激しく振っている
  • キラキラとした目で飼い主さんを注視している
  • 呼びかけに対して一時的に動きを止めることができる

寝る前にくるくる回るのは野生時代の名残り

夜、寝床に入る前に決まった場所でくるくると回る行動は、多くのワンちゃんに見られますが、ポメラニアンも例外ではありません。

これは、野生時代に草むらや土を足で踏み固めて、自分専用の快適な寝床を作っていた頃の習性が残っているためです。

周囲に危険な虫や突起物がないかを確認し、自分が最もリラックスできる形に整える「ベッドメイキング」のような儀式なのです。

たとえ高級なペットカドラーの上であっても、この本能的なスイッチが入ってしまうのは、とても興味深いことではないでしょうか。

トイレの前にポメラニアンが場所を確認する理由

排泄の直前にくるくる回る姿もよく見かけますね。

これには足元の感触を確認する以外にも、非常に科学的な理由が隠されている可能性があるようです。

ある研究によれば、犬は地球の磁場を感じ取る能力があり、南北の軸に体の向きを合わせて排泄することを好むという説があります。

位置を調整するために回っているのだとしたら、彼らの感覚の鋭さには驚かされますね。

また、排泄中は無防備になるため、周囲360度を見渡して外敵がいないかを確認する本能的な防衛本能も働いていると言えます。

環境省の指針に基づく適切な飼養環境

ポメラニアンが本能的に行う「寝床作り」や「排泄前の位置決め」といった旋回行動は、彼らにとって欠かせない生存戦略の名残りです。

こうした自然な振る舞いを無理に制限せず、かつ安全に行える環境を整えることは、飼い主の最も重要な責務であると私は考えています。

環境省が提示している指針においても、動物の健康と安全を維持するためには、その動物の習性を十分に理解し、生理的・心理的な充足を図ることが求められています。

特にポメラニアンのような繊細で警戒心の強い犬種の場合、安心して休息できる「静かな場所」と、誰にも邪魔されずに排泄ができる「落ち着いた空間」の確保が不可欠です。

以前、知人の家で人通りの激しいドアのすぐ横にケージを置いていたケースがありましたが、それではワンちゃんは常に神経を尖らせてしまい、リラックスして寝床を整える(回る)ことすらできなくなってしまいます。

心理的な余裕がなくなると、それがストレス由来の異常な旋回へと繋がる恐れがあるため、注意が必要ですね。

指針に沿った環境作りのポイント

休息場所

家族の気配を感じつつも、騒音や直射日光が当たらない部屋の隅などに配置する

排泄場所

安心して集中できるよう、清潔を保ち、人目が気にならない落ち着いた場所に設置する

安全確保

本能的に回った際に、足が滑ったり周囲の家具に衝突したりしないスペースと床材を選ぶ

動物愛護の基本である「五つの自由」に基づいた考え方は、現代の家庭犬飼育においても非常に重要です。

不快感や恐怖、苦痛から解放され、本来の行動を自由に表現できる環境があってこそ、ポメラニアン特有のあの可愛らしい「喜びの舞」も健全な形で現れるのではないかなと思います。

愛犬が「自分のテリトリーは安全だ」と確信できるよう、ハード面とソフト面の両方からサポートしてあげたいものですね。

飼養施設や維持管理の具体的な基準については、国が定めるガイドラインを参考にしつつ、個体差に合わせて調整することが推奨されます。最終的な住環境の構築や、愛犬の心理状態に不安がある場合は、ドッグトレーナーや行動学に詳しい専門家へ相談することをおすすめします。

散歩中や他の犬と挨拶する時に回る行動の意味

散歩中や他の犬と挨拶する時に回る行動の意味

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散歩中に出会った他の犬と挨拶を交わす際、お互いがお尻の匂いを嗅ごうとして、結果的に二頭で円を描くように回ることがあります。

これは、相手のことを知りたいという強い欲求と、自分の急所であるお尻をすぐにはさらけ出したくないという「警戒と好奇心の葛藤」から生まれる行動です。

無理に引き離そうとすると、かえって緊張を高めてしまうことがあるので、お互いの尻尾が上がっていてリラックスしているようであれば、そのままスムーズに挨拶をさせてあげるのが良いのではないかなと思います。

自分の尻尾を追いかけて遊ぶ子犬期の可愛い心理

子犬の頃に見られる「尻尾追い」は、多くの場合、自分の尻尾を「自分以外の動くおもちゃ」だと勘違いして追いかけている遊びです。

成長とともに自分の体の一部であることを理解し、自然と落ち着いていくことがほとんどですので、あまり心配しすぎる必要はないかもしれません。

ただ、遊びの時間が不足していたり、退屈を感じていたりする時に、自分自身を刺激するために回ってしまうこともあります。

その場合は、知育玩具などを使って意識を外に向けてあげる工夫をしてみると良いでしょう。

ポメラニアンが回る理由に潜むストレスや病気のサイン

ポメラニアンが回る理由に潜むストレスや病気のサイン

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これまで紹介した理由は微笑ましいものばかりでしたが、実はポメラニアンが回る行動には、心や体の健康上のトラブルが隠されているケースもあります。

飼い主さんが早急に気づいてあげたいサインについて詳しく説明します。

ストレスが原因の常同行動や尻尾追いの注意点

喜びの旋回とは異なり、何のきっかけもなく、まるで何かに取り憑かれたように同じ場所を回り続ける場合は注意が必要です。

これは「常同行動」と呼ばれ、過度なストレスや不安を和らげようとする一種の自傷的な行動である可能性があります。

特に、尻尾を噛みちぎろうとしたり、被毛がむしり取られるほど執拗に追いかけたりする場合は、心のケアが不可欠です。

そのままにしておくと強迫性障害のような状態になってしまうこともあるため、生活環境に大きなストレス要因がないか見直してあげてください。

老犬が同じ場所を回り続ける認知症の症状と対策

老犬が同じ場所を回り続ける認知症の症状と対策

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シニア期(一般的に8歳以降)のポメラニアンが、ゆっくりとあてもなく回り続けるようになったら、それは「イヌの認知症(認知機能不全症候群)」のサインかもしれません。

脳の老化によって空間認識がうまくできず、足が勝手に同じ方向へ動いてしまうのです。

認知症による旋回は、ワンちゃん自身の意思とは無関係に起こるため、止めることは非常に困難です。

むしろ、家具の角を保護したり、円形のサークルを設置して「安全に回り続けられる場所」を提供してあげたりすることが、生活の質の向上に繋がります。

前庭疾患や脳の病気で体が勝手に回る時の見分け方

平衡感覚を司る「前庭系」に異常が起きる「前庭疾患」になると、ワンちゃんは世界が回っているような激しいめまいに襲われます。

その結果、真っ直ぐ歩けなくなり、病変がある側へとくるくる回ってしまう「旋回運動」が見られます。

また、脳炎や水頭症、脳腫瘍といった脳そのものの疾患でも、同様の旋回が見られることがあります。

これらは行動の癖ではなく、身体的な異常によるものですので、以下の症状がないか確認してください。

すぐに病院へ相談すべき神経症状

  • 首が片側に傾いたまま戻らない(斜頸)
  • 目が左右や上下に小刻みに揺れている(眼振)
  • 足元がふらつき、何度も転んでしまう

興奮しすぎるのを防ぐしつけと環境の整え方

興奮しすぎるのを防ぐしつけと環境の整え方

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喜びで回ることは健康な証拠でもありますが、ポメラニアンは骨が非常に細く、膝の皿がずれやすい「膝蓋骨脱臼(パテラ)」を抱えている個体が多い犬種です。

フローリングの上で高速回転を繰り返すと、関節への負担は計り知れません。

対策としては、滑り止めのマットを敷くなどの環境整備に加えて、興奮しそうな場面で「オスワリ」をさせて落ち着かせる訓練が有効です。

興奮がピークに達する前に、一度クールダウンさせる習慣をつけてあげてくださいね。

病院へ行くべき異常な旋回行動のチェックリスト

愛犬の旋回が「可愛い仕草」なのか「病気の予兆」なのか、判断に迷った時のためのリストを作成しました。

スマートフォン等で実際の動きを動画撮影しておくと、受診の際にとても役立ちますよ。

観察ポイント 生理的な旋回 病的な旋回
回転のきっかけ ご飯、散歩、帰宅など明確 何もない時に突如始まる
回転の方向 左右どちらにも回れる 特定の一方向だけに固執する
意識の状態 名前を呼べば止まる・目が合う 朦朧としている・静止が困難
持続時間 短時間(数秒〜数分) 数十分以上、延々と続く

まとめ:ポメラニアンが回る理由を理解し安全に暮らす

ポメラニアンが回る理由には、喜びいっぱいの心理から、身体が発するSOSまで実に多くの意味が込められています。

飼い主さんとして一番大切なのは、その行動を「いつものこと」で片付けず、文脈や表情、身体の様子を丁寧に観察してあげることです。

健康で活発に回っている姿は、私たち飼い主にとっても幸せの象徴のようなものですよね。

その輝くような毎日を支えるために、室内での滑り止め対策や心のケア、そして定期的な健康チェックを忘れないようにしたいものです。

また、お家の中での安全管理と同じくらい大切なのが、外出時の安心です。

ポメラニアンを連れてのドライブ中、後ろの車に「ワンちゃんが乗っていますよ」と優しく知らせることができれば、より穏やかな気持ちで目的地に向かえるのではないかなと思います。

高須商店では、ポメラニアン特有の可愛らしいシルエットを活かした「お守り」のようなマグネットステッカーをご用意しています。

車体後部に貼るだけで、後続車のドライバーに「優しい配慮」をお願いする目印になります。

煽り運転などのトラブルを未然に防ぎ、愛犬とのドライブをもっと楽しく、もっと安全なものにしてみませんか。

ぜひ一度、ショップをご覧になってみてくださいね。

高須商店 公式ショップでポメラニアンのステッカーを見る

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監修者細峰
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