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こんにちは。高須商店の細峰です。
バーニーズマウンテンドッグの生後5ヶ月目の頃は、ふわふわの子犬から一気に大きな若犬へと変わる、とても賑やかな時期ですね。
日に日に大きくなる姿に驚く一方で、愛犬のバーニーズマウンテンドッグの5ヶ月目の体重が適正なのか、あるいは最近増えてきたやたらと噛む行動や散歩の距離に悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この時期はしつけや餌の量など、大型犬特有の配慮が必要なポイントがたくさんあります。
私自身も大型犬の成長を見守る中で、その難しさと楽しさをたくさん感じてきました。
この記事では、愛犬の将来の健康を守るために今できるケアについて、実体験を交えながら詳しくお話ししていきますね。
ポイント
- 5ヶ月頃の適正な体重推移と関節を守るための環境づくり
- 大型犬の子犬に必要な栄養バランスと正しい給餌プロトコル
- 思春期の入り口である反抗期への向き合い方としつけのコツ
- 被毛のケアや熱中症対策など日常生活で気を付けたいポイント

バーニーズマウンテンドッグの5ヶ月の成長と体重管理
バーニーズマウンテンドッグが5ヶ月を迎えると、骨格の成長はまさにピークに達します。
この時期の体作りが将来の健康を左右するので、管理のポイントを見ていきましょう。
5ヶ月頃の平均体重と成長プレートへの影響

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バーニーズマウンテンドッグの5ヶ月目における平均体重は、個体差もありますがおよそ25.0kgから26.2kgほどになります。
この時期は1ヶ月で5kg近く増えることも珍しくありませんが、見た目の大きさ以上に骨格はまだ未熟なのです。
この時期の体重管理を怠ると、重すぎる体重が未完成の骨を圧迫してしまいます。
成長プレート(骨端線)の重要性
特に注意したいのが、骨の端にある「成長プレート(骨端線)」という軟骨組織です。
ここは将来骨になる柔らかい部分で、未完成ゆえに物理的な衝撃にとても弱いという特徴があります。
バーニーズのような超大型犬種の場合、このプレートが完全に骨化して閉鎖するのは生後15ヶ月から18ヶ月頃とされています。
つまり、5ヶ月時点ではまだ骨が「お餅」のように柔らかい状態といっても過言ではないのです。
この時期に無理をさせると、将来的に股関節形成不全や肘関節異形成などの原因になってしまう恐れがあります。
一度変形してしまった関節は完全に元に戻すことは難しいため、予防こそが最大の治療となります。
高いところからのジャンプ(車の乗り降りやソファからの飛び降り)や、滑りやすい床での急加速・急停止は、未発達な関節に致命的な負担をかけます。
1歳半ごろに骨がしっかり固まるまでは、こうした過度な動作は厳禁だと考えてくださいね。
成長期の適切な餌の量とカロリー計算のコツ
この時期のバーニーズは一生で最もエネルギーを必要としますが、だからといって食べさせすぎは禁物です。
体重が重くなりすぎると、未熟な関節を圧迫して関節疾患を重症化させてしまうからですね。
理想的なのは「少し痩せ気味」を維持することかなと思います。
BCS(ボディコンディションスコア)での評価
数値としての体重も大切ですが、もっと重要なのが見た目と触り心地です。
環境省が推奨する「ボディコンディションスコア(BCS)」を参考にすることをおすすめします。
(出典:環境省『飼い主のためのペットフード・ガイドライン』)
| 指標 | 理想の状態(BCS3) | バーニーズ5ヶ月の目安 |
|---|---|---|
| 肋骨の感触 | 薄い脂肪に覆われ、容易に触れる | 指で撫でたときに骨のデコボコがわかる |
| 上から見た姿 | 肋骨の後ろに腰のくびれがある | ストンとした寸胴ではなく、わずかな曲線がある |
| 横から見た姿 | 腹部の吊り上がりがある | お腹が垂れ下がっていない状態 |
計算上のカロリー目安としては、体重25kgの子なら約2,236kcal前後になりますが、活動量によって調整が必要です。
カルシウムの過剰摂取も軟骨の骨化異常を招くので、サプリメントの独断使用は避けて、基本は「大型犬子犬用」と明記された総合栄養食を選ぶのが無難ですね。
胃捻転を防ぐための給餌回数と食後の注意点
バーニーズのような胸の深い大型犬で最も怖いのが「胃拡張・胃捻転症候群」です。
5ヶ月頃は食欲が旺盛でガツガツ食べてしまいがちですが、一度に大量のフードを胃に入れるのは物理的にとてもリスクが高いと言えます。
なぜ5ヶ月頃から注意が必要なのか
この時期は一度に食べる量が増える一方で、胃を支える周囲の靭帯もまだ発達途上です。
大量のフードとガスで膨らんだ胃が、運動の衝撃でゴロンと反転してしまうのが胃捻転です。
これは一刻を争う命に関わる病気です。
胃捻転を予防するルーティン
- 食事は最低でも1日3回に分けて、胃への負担を分散する
- 早食い防止ボウルを活用し、空気を一緒に飲み込むのを防ぐ
- 食前1時間・食後2時間は、激しい遊びや運動をさせない
- 水の一気飲みにも注意し、少量ずつ飲める工夫をする
食後すぐにドタバタ遊んでしまうと、胃が揺れて捻転を起こす可能性があるので、ハウスなどで静かに過ごせる環境を作ってあげましょう。
万が一、空えづきをしたり、落ち着きなく歩き回ったり、お腹が異常に膨らんだりした場合は、すぐにかかりつけの獣医さんに相談してくださいね。
関節を守るための散歩時間と運動量の目安

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「大型犬だからたくさん運動させないと!」と思われがちですが、5ヶ月の子に長距離のお散歩は必要ありません。
むしろ、長すぎる歩行は未完成の関節を摩耗させてしまう恐れがあります。
散歩の「質」を重視しましょう
目安としては「月齢×5分」を1回の上限とするのが一般的です。
つまり、5ヶ月なら1回25分程度のお散歩を1日2回くらいがちょうど良いかなと思います。
ただ、これはあくまで「歩く時間」の目安です。
外で座って車を眺めたり、近所の人に撫でてもらったりする時間は含みません。
お散歩の目的は体力を削ることではなく、外の刺激に慣れる「社会化」だと考えてくださいね。
アスファルトの熱や硬さは足裏や関節に優しくないため、可能な限り芝生や土の上など、柔らかい路面を選んで歩くのが理想的です。
滑り止めマットによる室内環境と足腰の保護
日本の住宅に多いフローリングは、大型犬の足腰にとってスケートリンクのようなものです。
5ヶ月のバーニーズが室内で足を滑らせると、股関節や膝を痛める直接的な原因になってしまいます。
特にこの時期は体が大きくなり、筋力もついてくるため、滑った時の衝撃も以前より大きくなります。
犬がよく過ごすスペースや廊下には、必ず滑り止めのマットを敷いてあげてください。
おすすめの床対策
タイルカーペット
汚れた場所だけ剥がして洗えるので、粗相があっても安心です。
クッションフロア
犬用の中厚手のものを選ぶと、防音効果も期待できます。
足裏の毛のカット
肉球にかかる毛をこまめにカットするだけでも、滑り止め効果があります。
以前に解説した「バーニーズマウンテンドッグの外飼いはNG?注意すべき事5選と対策」の記事でも触れましたが、少しの手間と初期投資で、将来の歩行トラブルを防げるなら安いものかなと思います。
安定した足元は、犬の精神的な安心感にも繋がりますよ。
バーニーズマウンテンドッグ生後5ヶ月の性格としつけ

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体だけでなく心も急成長する5ヶ月目。
自我が芽生え、少し手を焼くこともあるかもしれませんが、この時期の向き合い方で将来のパートナーシップが決まります。
噛む行動への対策と歯の生え変わり期のケア
生後5ヶ月頃は、ちょうど乳歯から永久歯に生え変わる時期です。
歯茎が炎症を起こしてムズムズするため、何でも噛んで確かめたり、痒みを紛らわせたりしたくなってしまうのですね。
この時、人の手や家具を噛むのを放置してしまうと「噛めば注目してもらえる」「噛むのは楽しいことだ」と学習してしまいます。
代替品の提供とルールの徹底
噛むこと自体を禁止するのではなく、「噛んで良いもの」を明確に提示してあげましょう。
おすすめの噛むおもちゃ
・天然ゴム製の丈夫な知育玩具
・水に濡らして凍らせたロープ(冷たさが歯茎の腫れを鎮めます)
・硬すぎない鹿の角(歯が欠けないよう注意が必要)
もし人の手を噛んだら、大げさに騒がず「痛い」と短く伝え、すぐに遊びを中断してその場を立ち去ってください。
「噛むと大好きな飼い主がいなくなる」という負の結果を理解させることが大切です。
反抗期の自律性を理解するポジティブな接し方

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今までできていた指示を急に無視するようになったら、それは反抗期のサインかもしれません。
これは脳の神経回路が成犬へと作り替えられている過程で起こる、発達段階の必然的なプロセスです。
決してあなたを嫌いになったわけではないので、安心してくださいね。
一貫性と成功体験の積み重ね
反抗期への対処で最も重要なのは「一貫性」です。
昨日は許したのに今日は叱る、といった曖昧な態度は愛犬を混乱させます。
指示を聞かない時は、無理にやらせようとして力でねじ伏せるのではなく、コマンドの難易度を一度下げて、確実に成功させてからたっぷり褒めてあげてください。
「飼い主の指示に従うと良いことがある」という記憶を上書きし続けることが、反抗期を賢く乗り切るコツですよ。
呼び戻しの練習と大型犬に必要なしつけの基本
将来40kg〜50kgに達するバーニーズにとって、「呼び戻し(おいで)」はドッグランでのトラブル回避や、万が一の脱走時に命を守るための最も大切なしつけです。
5ヶ月頃は外の世界への好奇心が勝り、呼びかけても無視してしまいがちな時期ですね。
お家の中などの「誘惑がゼロ」の場所から練習をやり直しましょう。
名前を呼んでこちらに来たら、とっておきのおやつや全力の撫で撫でで迎えてあげてください。
散歩中に呼んでも来ない時に追いかける行為は、犬にとって「鬼ごっこ」という楽しい遊びとして認識してしまうので注意してください。
逆に飼い主さんが反対方向に走り、「待って〜!」と犬に追いかけさせるようにすると、喜んで戻ってきてくれますよ。
抜け毛対策のブラッシングと皮膚の健康維持

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バーニーズといえば豪華なダブルコートが魅力ですが、5ヶ月頃は子犬の柔らかい毛が抜け落ち、成犬の硬い保護毛へと生え変わるため、抜け毛がとても多くなります。
密集したアンダーコートの中に死毛が溜まると、通気性が悪くなり、湿気の多い日本では「膿皮症」などの皮膚トラブルを引き起こしやすくなります。
ブラッシングを「癒やしの時間」に
毎日のブラッシングは、毛並みを整えるだけでなく、腫瘍や怪我、寄生虫の有無に早く気付くための大切な検診でもあります。
スリッカーブラシで深部の抜け毛を掻き出し、仕上げにコームで引っかかりがないか確認してあげてくださいね。
大型犬は一度皮膚病になってしまうと治療範囲も広く大変なので、日頃のケアで未然に防ぎましょう。
夏の熱中症予防と快適な室温湿度の設定
極寒のスイス山岳地帯で活躍してきたバーニーズにとって、日本の高温多湿は命に関わるほど過酷です。
特に5ヶ月の子犬は、成犬よりも体温が上がりやすく、熱を逃がすパンティング能力も未熟です。
| 管理項目 | 推奨設定 | 細峰流のポイント |
|---|---|---|
| エアコン設定温度 | 22℃〜24℃ | 人間が「少し肌寒い」と感じるくらいが適正です。 |
| 湿度管理 | 50%以下 | 除湿機能を活用し、カラッとした空気を維持します。 |
| サーキュレーター | 床付近を循環 | 冷気は下に溜まるので、空気を回してムラをなくします。 |
外出時だけでなく、在宅時も24時間空調管理が基本となります。
「扇風機があるから大丈夫」というのは人間基準の考え方なので注意してください。
犬は汗をかかないため、風が当たっても気化熱で体温を下げることはほとんどできません。
正確な管理については獣医さんなどの専門家にも相談して、愛犬の様子を見ながら最適な環境を整えてあげてくださいね。
バーニーズマウンテンドッグの5ヶ月からの健康な生活
ここまでバーニーズマウンテンドッグの5ヶ月の過ごし方について、かなり詳しく見てきました。
成長スピードがとても速いこの時期は、昨日の服(首輪)が今日はきつい、なんてこともあるほどダイナミックな変化の連続です。
戸惑うことも多いかもしれませんが、この時期に注いだ愛情と、関節や食事への細やかな配慮は、数年後の健康状態に必ず大きな差となって現れます。
さて、5ヶ月を過ぎるとワクチンプログラムも終わり、車でお出かけする機会もどんどん増えてくるかと思います。
ただ、大きなバーニーズを車に乗せていると、後続車との距離が気になったり、万が一のあおり運転が怖かったりしませんか?
体が大きい分、急ブレーキなどの衝撃も愛犬にとっては大きな負担になってしまいます。
高須商店では、そんな飼い主さんの不安に寄り添う、バーニーズマウンテンドッグデザインのマグネットステッカーをご用意しています。

「この車にはドライブレコーダーが搭載されている」という旨を後続車に伝えることで、周囲のドライバーに自然な安全運転を促すことができます。
実際にドライブレコーダーが付いていなくても、このマグネットステッカーを車体に付けておけば迷惑運転の被害予防の効果は期待できます。
まるで愛犬を守るお守りのようなこのステッカーは、私自身もとても気に入っているアイテムです。
ぜひ、大切な愛犬とのドライブをより安全で楽しいものにするために、チェックしてみてくださいね。
バーニーズマウンテンドッグのドライブレコーダーマグネットはこちら

この記事の内容は一般的なガイドラインに基づくものです。
愛犬の個別の健康状態やしつけの悩みについては、必ず信頼できる獣医師やドッグトレーナーといった専門家に直接相談し、適切なアドバイスを受けてくださいね。